MUZA川崎のフェスタサマーミューザ最終日、今注目のピアニスト反田恭平のラフマニノフピアノ協奏曲第3番を聴きました。少し誇大気味に感じる3番は余り好みではなかったのですが、そのピアノは大胆かつ繊細、思いのたけを自在に語りかけてくる初めての3番でした。
その音に聴衆が魅了されている空気が充満し、最後の音を弾き終え僅かな沈黙の後の
拍手は熱狂的な喜びに満ちていました。弱冠22歳モスクワ音楽院で学んだ「ロシア語の音」をもっと聴いてみたい、次は是非2番を、そしてリストや他のレパートリーを聴きに行きたい。